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【ウエスタンリバー鉄道の豆知識】幻の止まらない駅と車両の種類はいくつ?

美弥
美弥
こんにちは!ディズニー好き主婦ブロガー・美弥です

東京ディズニーランドを歩いていると、どこからともなく聞こえてくる「ポッポー」という大きな音を耳にしたことはありませんか?

この「ポッポー」という音は、【ウエスタンリバー鉄道】の蒸気機関車の汽笛の音!

わたしは、この汽笛の音は、19世紀のアメリカの開拓者たちの夢を乗せて、西への大陸を横断した蒸気機関車【ウエスタンリバー鉄道】に乗って、時空を越えた冒険の旅に出発するような、わくわくした気分になるんです!

そこで今回は 大人も子どもも大好きな【ウエスタンリバー鉄道】の豆知識をご紹介します。

なんでも、幻の止まらない駅があるんだとか…!

蒸気機関車の車両の種類や、知っていると自慢できるトリビアについてもこっそり教えしちゃいます!

さっそく始めましょう!

【ウエスタンリバー鉄道の豆知識】幻の止まらない駅とは?

ウエスタンリバー鉄道の駅(乗り場)は、アドベンチャーランドにあります。

アドベンチャーランドの駅を出発した蒸気機関車は、クリッターカントリーとウエスタンランドを経由し、ぐるりと1周まわって、また元の駅へと戻ってきます。

この蒸気機関車の乗車人数は144名と多いので、比較的スタンバイ時間が短いアトラクションですよ。

蒸気機関車は出発してから元の駅に戻ってくるまで、1度も止まることはありません。

途中降りることはできませんので、ご注意くださいね!

ゲストが出発・到着する駅は1つですが、その他にも、蒸気機関車が止まらない幻の駅がある…という噂があります。

実はこの噂、本当なんです!!

しかも、幻の駅は2つも存在するんですよ!

その駅について詳しく見ていきましょう。

止まらない幻の駅①「スティルウォーター・ジャンクション」

1つ目緒の幻の駅は「スティルウォーター・ジャンクション」という名前です。

駅を出発してからしばらくすると、右手に見えてきます。

一瞬で通過してしまいますが、ちゃんと車内アナウンスでも紹介されます。

開拓者たちは、未開の地への夢と希望の出発点であるこの駅で蒸気船や馬車に乗り換え、西に向かいました。

「スティルウォーター・ジャンクション」の駅舎のすぐ横には、大きな給水塔が建っています。

この給水塔は、蒸気機関車に水を補給するための建物で、ゲストが出発する駅にも同じものが建っているんですよ。

「スティルウォーター・ジャンクション」駅は、実は、東京ディズニーランドが開園した時には存在しなかったんです!

1990年の夏に新しく建てられた、わりと新しい(?)駅なんです!

止まらない幻の駅② 「ダスティベンド・デポッド」

2つ目緒の幻の駅は、「ダスティベンド・デポッド」という名前です。

蒸気機関車が、ウエスタンランドにあるアトラクション「ビッグサンダー・マウンテン」の真横に差し掛かる直前に見ることができますよ。

こちらも一瞬で通過してしまうので見つけづらいですが、木造の駅舎には「DUSTY BEND DEPOT(ほこりにまみれた湾曲部の駅)」と書かれた看板がちゃんとあります。

車内アナウンスもされず、ガイドブックにも紹介されていない、忘れ去られてしまった駅なのです…。

ちょっと寂しいですね。

「ダスティベンド・デポッド」駅は、すぐ近くにあるビックサンダーマウンテン鉱山で発掘された金や鉱物の運搬に使われた駅だったのでは…と言われています。

ビックサンダーマウンテン鉱山の廃鉱にともない、駅を利用する人もきっといなくなってしまったのでしょうか…。




【ウエスタンリバー鉄道の豆知識】車両の種類はいくつ?

【ウエスタンリバー鉄道】の蒸気機関車は全部で4種類あります。

19世紀のアメリカで実際に走っていた蒸気機関車がモデルで

「コロラド号」
「ミズーリ号」
「リオ・グランデ号」
「ミシシッピ号」

と名前がついています。

これらの名前は、アメリカ合衆国を流れる河の名前です。

先頭の蒸気機関車と3両の客車がセットになって走ります。

この蒸気機関車、“蒸気で走る”のはただの設定で、東京ディズニーランドのアトラクションによくある“制御システム”で動いているのでは…と思われがちですが、ちゃんと実際に蒸気で走ってるんです!!

それでは、それぞれの蒸気機関車について紹介しますね!

コロラド号

公式ブログより

「コロラド号」の車体は真っ赤な色をしており、車体番号は「53」です。

煙室(ボイラーで燃焼した煙をいったん集めて、煙突へ導き出す部分)の前面には「53」のプレートが付いており、ヘッドライトにはたくましい雄ジカが描かれています!

ミズーリ号

公式ブログより

「ミズーリ号」は、緑色の車体です。車体番号は「28」です。ヘッドライトには雄大な滝のイラストが描かれています!

リオ・グランデ号

公式ブログより

「リオ・グランデ号」は、鮮やかな赤色とオレンジ色の車体が特徴的です。

車体番号は「25」です。

1つ目に紹介した「コロラド号」とよく似ていますね。

見分けるコツは、ヘッドライトに描かれているグリズリーベアのイラストや、煙室の前面に付いている「25」のプレートです!

ミシシッピ号

公式ブログより

「ミシシッピ号」の車体は、アメリカの開拓地の空のような鮮やかな青色をしています。

車体番号は「20」です。

今まで紹介してきた3つの蒸気機関車と、かたちがちょっと違いますよね?

実は、「コロラド号」、「ミズーリ号」、「リオ・グランデ号」は、1983年の東京ディズニーランド開園当時から走っていたのですが、「ミシシッピ号」は、1991年に新たにデビューした蒸気機関車なんです!

他の蒸気機関車との違いが一番分かるのは、ヘッドライトのデザインです。

あれ?イラストは!?と思われた方…安心してくださいね!

ちゃんとありますよ!

機関室の後ろに連結された炭水車に、バッファローのイラストが描かれています。


どの蒸気機関車に乗れるのかは、当日のお楽しみです!

汽笛の音や、蒸気を吐く音も、なんと蒸気機関車によって全て違うんです!!

車両ごとの汽笛や蒸気の音をもし覚えることができたら、蒸気機関車を実際に見なくても、「今走っているのは○○号だ!」と当てられるかもしれませんね!




【ウエスタンリバー鉄道の豆知識】5つのトリビアを紹介!

公式サイトより

ここからはウエスタンリバー鉄道のトリビアをドドン!と紹介していきます。

①水の秘密

【ウエスタンリバー鉄道】の蒸気機関車は、『実際に蒸気で走っている』ことは先程お伝えしましたが、その仕組みはどうなっているのでしょう?

機関車=石炭を燃やす…というイメージを持つ方も多いと思いますが、【ウエスタンリバー鉄道】の蒸気機関車は、石炭ではなく灯油を燃やして水を温め、発生した蒸気によって走っているんです!

機関士さんは走行中、蒸気の流れを調節することによって、蒸気機関車の速度をコントロールしています。

出発前、機関士さん達は、駅のすぐ横にある給水塔から、機関室の後ろに連結された炭水車へと水を補給しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

じゃあ、【ウエスタンリバー鉄道】の蒸気機関車が1周まわるのに必要な水の量はどのくらいなんでしょうか?

その量は、なんと2,000リットル!!家庭用のお風呂の約10倍に相当する量です!

【ウエスタンリバー鉄道】は、1日100周以上走行するそうですので、1日に使われる水の量は20万リットルにもなるんです!

②案内役の声優

【ウエスタンリバー鉄道】では走行中、軽快な車内アナウンスが流れますよね!

その声優さんは誰なんでしょう?

開園から1999年までは村山明さんが担当されていて、それ以降は、青野武さんが担当されています

青野武さんは、ちびまる子ちゃんの初代おじいちゃん役だったことでも有名です。

車内アナウンスは、どの蒸気機関車に乗っても同じ内容のものが流れます。

ですが、アトラクションが改装中だったり、長期運休中の時や、東京ディズニーランドの施設が大きく変わった際には、いつもとは違う車内アナウンスが流れるんです。

例えば、『スプラッシュ・マウンテン』がオープンした後は、車内アナウンスの内容に『スプラッシュ・マウンテン』の紹介が増えました。

また、『ビッグサンダー・マウンテン』が改装中だった時には、『トム・ソーヤ島』を紹介する車内アナウンスに変更されました。

③座る場所

【ウエスタンリバー鉄道】の蒸気機関車の座席は、右側と左側、どちらに座った方がより楽しめるのか迷いますよね?

初めてこのアトラクションを楽しむ人は、右側の座席が絶対にオススメです!!

【ウエスタンリバー鉄道】では、右側の座席はディズニーランドの中がよく見えますが、左側の座席は、ほとんどディズニーランドの外側しか見えません…。

しかも【ウエスタンリバー鉄道】のコース上にあるお楽しみスポットも、右側に集中しています。

ただし、左側の座席は『ビッグサンダー・マウンテン』のそばを通る時は、山の内部をのぞくことができますよ!

④駅の秘密

幻の2つの駅について先程紹介しましたが、ゲストが乗り降りする駅にも秘密があるんです!

この駅には、見落とされがちですが、小さな駅長室があります。

駅長室には、切符を販売していた跡はもちろん、タバコなどの日用品も売っていた跡もちゃんと残っているので是非チャックしてみてくださいね!

⑤機関士さんの秘密

【ウエスタンリバー鉄道】の蒸気機関車をいつも安全に動かしてくれる機関士さんたち。

機関士さんには、モデルとなった人物が存在するんです。

アメリカに実在した「ケイシー・ジョーンズ」という人物で、イリノイ・セントラル鉄道の機関士でした。

彼は、立ち往生していた貨物列車に蒸気機関車が衝突した際、自らの命を犠牲にして衝突を回避させ、多くの乗客を守ろうとしました。

今でも、アメリカではヒーローとして語り継がれています。

1950年、ディズニーは彼を主人公にした短編アニメ映画「勇敢な機関士」を製作しました。

【ウエスタンリバー鉄道】の機関士さんのコスチュームも、彼が着用していたものをイメージして作られているそうです。

機関士さん、憧れますよね!

では、どうやったらこの機関士さんになれるのでしょう?

【ウエスタンリバー鉄道】の機関士さんになるには、「ボイラー技士2級の免許」が必要なんです。

そして、機関士さんとして経験を積めば、蒸気機関車の運転をすることもできるんです!!




まとめ

◆ 幻の止まらない駅は、「スティルウォーター・ジャンクション」と「ダスティベンド・デポッド」の2駅ある。

◆ 車両の種類は4種類。それぞれ、「コロラド号」、「ミズーリ号」、「リオ・グランデ号」、「ミシシッピ号」という名前で、アメリカ合衆国を流れる河の名前がついている。

◆ 知ればウエスタンリバー鉄道がもっと楽しくなる5つの豆知識を紹介!