東京ディズニーランド、ファンタジーランドにある『プーさんのハニーハント』。
身長制限が無いので小さなお子さんから大人まで幅広い年齢層に人気のアトラクションです。
TRL公式サイトには、アトラクションについてのことように紹介されています。
気まぐれに進むハニーポット(はちみつの壷)にのって、プーさんといっしょにはちみつ探しの冒険に出発!
プーさんや100エーカーの森の仲間たちのほのぼのとした世界をお楽しみください
東京ディズニーリゾートの公式サイト
100エーカーの森をのんびり進んでいく穏やかなアトラクションなのかな?と思いがちですが・・・実は違うんです!!
プーさんのハニーハントがどのような動きをしながら進むのか、そして実はあまり知られていないすごい仕組みについて、詳しく解説しちゃいます!
さっそく始めましょう!
プーさんのハニーハントの動きと仕組みがすごい!?
「プーさんのハニーハントの乗り物の下にレールがないのは日本だけ!」ということは、こちらの記事でご紹介しました。
プーさんのハニーハントでゲストが乗り込むハニーポットは、地面をすーっと滑るようにしながら予想できない動きで進んでいきます。
この乗り物は前に進むだけではなく、途中のエリアでは、クルクルと回転したり、ポット全体が上下に跳ねたりするんです!
乗り物の下をこっそりのぞいてみても、そこには乗り物を回転させたりジャンプさせたりする機械はありません。
乗り物の下には平らな地面があるだけです。
うーん、不思議ですよね!?
乗り物が回転したり跳ねたりする仕組みは、一体どうなっているのでしょう!?
プーさんのハニーハントの乗り物がクルクル回転する秘密は?
乗り物が回転するエリアでは、ゲストが乗ったハニーポッドはクルクルと縦横無尽に動き回ります。
実はハニーポット1台1台の動きをコントロールしているのは、中央にある監視コンピュータと無線通信を行っているから。
それぞれのハニーポッドが今どこにいて、どういう状態であるのかが常に分かるようになっているんですね。
また、床には電磁誘導コイルが埋め込まれているようです。
ハニーポットの動きがルートからずれることなく、さらに360度どの方向に対しても死角がないように、対物センサーを設置してコントロールしているから。
ハニーポット同士が絶妙な距離を保ちながら衝突しない謎が解けました!
東京ディズニーシーのポートディスカバリーにある『アクアトピア』も、同じ仕組みで動いているみたいですよ!
プーさんのハニーハントの乗り物が跳ねる秘密は?
ティガーのジャンピングエリアでは、ゲストが乗ったハニーポッドが上下に大きく跳ねます。
どうやって乗り物がジャンプしているのかというと……
なんと!ジャンピングエリアの地面丸ごと全部が、上下に動いているんです!
地面が動く上下幅は、実は20cm程とそんなに大きくないのですが、実際に体験するとハニーポッドはもっと激しくジャンプしているように感じます。
その秘密は、ゲストが座っているハニーポッドの座面も一緒に揺れているからなんです。
この揺れは、ティガーがぴょんぴょんと飛び跳ねる映像と連動しています。
視覚効果もプラスになって、更に高く飛んでいるような感じがするんですね!
実は、東京ディズニーランドのトゥモローランドにある『スターツアーズ』のイスも、同じ構造になっています。
構造や仕組みを知ると、いつものアトラクションを違う視点から楽しめるちょっぴりマニアックな楽しみ方をご紹介しました。
まとめ
◆【プーさんのハニーハント】のハニーポット(乗り物)は、地面を滑るように回転したり、跳ねたりする予測不能な動きの人気アトラクションですが、乗り物の下にはレールなどは一切なし。
◆ 予測不能な動きの秘密は、ハニーポット1台ごとに内蔵された専用コンピュータが無線通信で管理されているから。
◆ ジャンピングエリアでは、床全体が上下し、同時にゲストの椅子も揺れるので、高く跳ねているような感覚を得られる。
◆同様の仕組みは【アクアトピア】や【スターツアーズ】でも使われている!